「会計王」や「みんなの青色申告」でデータ復元時の『メッセージID：12701』って何ですか？

あなたは、どのようにして会計データのやり取りをしておりますか？
もちろん、「バックアップファイルでやり取りしております。」と答えるでしょう。
会計データのやりとりは主にあなたと会計事務所等との間で一番多く発生すると思われます。

会計王又はみんなの青色申告で、そのバックアップファイルを復元しようとした時に次のような経験はないでしょうか？

• バックアップファイルを指定しようとした時にバックアップファイルが表示されない。
• 『メッセージID：12701』が表示され、バックアップファイルが復元できない。

今回はこんな時に「やっちまったなぁ・・・。新しいバックアップファイルをもらって来よう。」と思う時にぜひ、試して頂きたいことをお伝えします。

バックアップファイルとは？

バックアップファイルを作成すると次のようなファイルが作成されます。

このファイル名は、バックアップファイルを作成すると自動的に命名されます。
まず、ファイルの名称の構成を整理します。

例えば、『サンプルデザイン2019年12月決算（20200424）.ACCPER19BK』は、分解すると次のようになります。

まず、会社名が表記され、次にいつの年度のファイルなのか。
そして、ファイルが作成された日付、その次にソリマチ社の製品名、会計の「Accounting」を示す「ACC」、みんなの青色申告であれば、「Personal」の「PER」、その中でもどのシリーズのファイルなのか、今回は「みんなの青色申告19シリーズ」の「19」となっております。最後にバックアップファイルを示す「BK」という順に表示されます。

通常、　【データ復元】　で復元できるバックアップファイルには、ファイル名の一番最後に「BK」と記載されているものが対象となります。

ファイル名の末尾に「BK」と記載されているようなファイルに限り、【ダイレクトメニュー】　☞　【ファイル】　☞　【データ復元】　から、会計データを復元することができます。

よくある間違いとは？

では、こちらのファイルをご覧ください。

先ほどのバックアップファイルと非常によく似ております。
しかしながら、こちらは、バックアップファイルを読み込んだ後に会計王やみんなの青色申告に展開された後に作成されるファイルになります。当然のことながら、バックアップファイルではありませんので、ファイル名の一番最後に「BK」と記載されておりません。
こちらのファイルを【データ復元】から読み込もうとすると・・・

「検索条件に一致する項目はありません。」と表示されます。
また、ファイルを無理やり指定して読み込もうとすると【メッセージID：12701】、「適切なバックアップファイルを指定してください。」という確認のダイアログボックスが表示されます。

つまり、【メッセージID：12701】とは、バックアップファイル以外のファイルが指定されていることを意味しております。
このような場合には、すべての場合で解決できるわけではありませんが、次のことをお試しください。
【ダイレクトメニュー】　☞　【ファイル】　☞　【データメンテナンス】　をクリックします。

データメンテナンスのダイアログボックスが表示されます。
ここで、左下の【登録】をクリックします。

【登録】　をクリックすると　【登録する会計データファイルを指定してください】　というダイアログボックスが表示されます。こちらで、先ほどのファイルを指定して登録してください。

まとめ

いかがでしたか？

会計データをやり取りすると稀にバックアップファイル以外のものを手渡されることがあります。
似たようなファイルの名称になっておりますので、なかなか気がつきにくいものであります。
【ダイレクトメニュー】　☞　【データ復元】　から会計データを復元しようとすると会計データを復元できずに思わぬところで大きく時間を取られてしまうものです。

このような時には、慌てずに次のことをお試しください。
１．ファイルの末尾に「BK」が記載されているかを確認します。
２．バックアップファイルと思われるファイルのサイズが明らかに大きすぎないかを確認します。
３．【ダイレクトメニュー】　☞　【データメンテナンス】　☞　【登録】　から会計データを読み込みます。

万が一、これで会計データを読み込むことができなければ、新たなバックアップファイルを調達してください。

また、この作業により、同じ会計年度のファイルが複数作成され、選択画面に表示されることになります。
後日、追加で会計データを入力する際に間違えて入力することがないように必ず、記憶のあるうちに不要な会計データを削除することもゆめゆめお忘れなく。。。